横須賀で見られる海軍の支援船艇~vol.1~

フォロワーの人もそうでない人もこんにちは(またはこんばんわ)(またはおはようございます。)めんどくさいやつだなコイツ。
どうも梨と申します。不束者ですがよろしくお願いします。
さて、今回からこのブログでは「横須賀で見られる海軍の支援船艇」と題しましてその名の通り横須賀軍港めぐりで見ることが出来るアメリカ海軍の支援船艇をぼちぼちと紹介していきたいなと考えています。

ということで早速記念すべき第1回は「ヴァリアント級ハーバータグボート」とさせていただきます。

恐らく横須賀軍港めぐりに乗れば必ず見られて誰にでもすぐわかる唯一の支援船艇では無いでしょうか。
このヴァリアント級、横須賀では現在
YT-804「DEFIANT(デフィアント)」
YT-805「SEMINOLE(セミノール)」
YT-807「MENOMINEE(メノミニー)」
の3隻が活躍しています。昔はYT-806「PUYALLUP(ピュアラップ)」というのがいたのですが807だかと入れ違いで本国だか第6艦隊へ行きました。
3隻ともJ・M・マルティナク造船という会社が建造しています。第二次世界大戦中からアメリカ海軍の小型の掃海艇などを建造していた歴史ある会社です。


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↑入出港支援を終え撤収するYT-805「SEMINOLE」


今となっては船種記号は「YT(Yard Tugboat)」となっていますが前任は「YTB(Yard Tugboat Bigport:大型港向けタグ)」という船種記号のタグボートでした。この1隻が今も横須賀で見ることができます。(退役していますが。)このYTBについてはまた別の項でお話しようと思うので乞うご期待。

ヴァリアント級は今6隻が世界で活躍しています。というか6隻のうちの3隻が日本に集まっているのもすごいと思いませんか?思わない、なんだお前はという方は今すぐブラウザバック。他のブログ読んだ方が面白いですよ。

船名がアメリカの先住民の民族名などから取られています。ヴァリアントもそう、SEMINOLEもそう、MENOMINEEも同じくです。DEFIANTだけは違うかな…?

前任のタグとの大きな改良点は恐らく操縦室にあるでしょう。ヴァリアントの操縦室は前方後方それぞれ3枚ずつの大きなガラスが張られており、前任の2~3倍ほどの大きさになりました。さらに左右に2枚ずつ、上向きにも前後3枚ずつ張られており、非常に高い視認性を確保しています。また全長も前任が33mだったのに対して25~27mと大幅に小型化し、より港内の入出港支援に適した小回りの効く船体になりました。ただし小型ゆえ海を渡ることは出来ないので横須賀への搬入も重量物運搬船によって行われました。

写真を撮られる方、2~3隻が集まって航行しているととてもかっこいいですよ。平日乗ってればもしかしたらそんな場面が撮れるかも。

とりあえず、今回の「横須賀で見られる海軍の支援船艇」第1回はここら辺にしておきたいと思います。文も勢いで書いてるので変なところがあるかもしれませんが笑って見逃せ。見逃せ。ということで次回第2回ではAPLにでもしようかなと考えているのでどうぞご期待ください。それではこれで。