〜つらつらと、勢いの、吐き溜め〜

クソッタレ。

ようやく調子に乗ってきたと思った。ペンがスケート選手のように紙面を滑った。こうやって本格的に書こうとしたのは何時ぶりだろう、1年振り近いのじゃないのだろうか。時間も有り余っているし自分の腕試しだと思ってなおもペンを滑らせる。書き重ねるうちに曖昧で、希薄だった線が段々と濃く、しっかりとその存在を主張してくる。毛の1本、輪郭の1本に渡る隅々まで線に命を吹き込んでいく。イラストとは絵に命を吹き込むんじゃない、線の1本1本に命を吹き込むものだと私は考えている。全ての線が生きて初めて絵が生きる。

そんな考えも既に崩れ去った。たかだか美大"志望"の奴にガミガミと言われる。彼はいわゆる取らぬ狸の皮算用と言うやつだろう。自分が既に受かっている幻覚に陥っているのだ。Twitterでも申し上げたが仕事と遊びのベクトルは違う。たとえ中身が同じだろうと。例えば入学試験の国語の問題文を読むのと普通に読書するのとは物語や説明文を読んでいることに変わりはないが終着点が違う。それをやれ自分の価値観を押し付けふんぞり返ってやんやと言われるのは癪でしかない。実際のところ今まで耐えてきたが仏の顔もなんとやら、私は3度以上耐えているが。

まぁ、もう私も懲り懲りだ。やるだけ鬱な気分が湧き出して意欲も全て奪ってしまう。


絵はしばらく、まぁ数十年単位で書きたくない。